溝は あるまま①
- 2018.05.15
- 夫
溝は あるまま①
こんにちは、安田ふくこです。
夫と、3人の息子たちと暮らしております。
いつもは息子たちの観察記録ですが
今日は、夫とのことを書きます。
夫となるケンさんと出会う前
私は学生時代にできなかった絵の勉強を
どうしても諦めきれず
それまで働いていた画材店を辞め
バイトをしながらアートスクールに通っていました
そこでは画廊も経営していて
丁度その仕事を頼まれそうになった頃
ケンさんと出会いました。
私が「絵に携わっていきたい」
という話をした時に
笑顔で「良いね!」と言ってくれました
私には、それがとても嬉しかったです。
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2週間くらいして結婚の話が出た時
「結婚しても絵を続けていきたい」
という事と
「私は子どもを、産めないと思う
それでもいいですか」
という事を話しました。
出会い→結婚話への展開が早かったのと…
「そんなこと知らなかったよ 」っていう
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トラブルに、後々ならないようにしたくて(・・;)
ケンさんは「子どもが好きだ」と言っていたので
望んでいたことは、私も分かっていました
ケンさんは(驚いたのかも知れないけど)
「それでも良い!俺もやることがいっぱいあるから」と言ってくれました。
新婚旅行先はオーストラリアでしたが
ワラビーを
嬉しそ~に撫でていた姿が
最も印象に残りました
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懐かしい写真です…↑
その後有難いことに、私は妊娠しました。
私は学生時代から「妊娠は難しいでしょう」と婦人科の医師に伝えられていました。なので科学や医学が進歩しても、ヒトの体は未だ分からないことが多いのだなぁと、感じずにはいられませんでした。
私は、絵をやめました。
当時やっていたのは油絵などの絵画で
自分の不器用さでは、両立など到底難しいと考えてしまいました
初めての出産は…もう
自分の想像などは遙かに超えてくる痛さで
(でも皆さんそうだと思います)
「これを…おばーちゃんも母も義母も…
他の病室の妊婦さんも経験したのかー!」
と 💦
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痛みで気が遠くなる中
「先人たちに…カンパイ」と脳内で考えていた記憶があります。
初産て、産後も体中に痛みが走りませんか
個人差はあるんですかね…(TωT )
私の場合はですが
初産である長男の時と比べると、下の子たちの時は
おどろくほど産後の体の痛みは軽かったです(°°;)
産道が、1度開いているからかな…
(あっでも(^▽^;)後産はウワサ通りに痛かったです)
そして、初めての育児が始まりました。
当時 私は、長男が発達障害かどうかなど
考えもしませんでした。
生後数カ月を過ぎても あまり眠らずに
なかなか泣き止まない長男に
「私はお母さんなのに…
どうして上手くやってあげられないんだ」と
毎日のように自分を責め、悩んでいました。
家事が進まないことにも
焦りやイライラを感じていました。
まわりに親しい友人も 親戚もいない
よく知らない土地で
私にとっては、腕の中の長男と
夫だけが『世界』でした。
不安や大変さが募り
仕事から帰った夫に
私はそれを
激しく訴えてしまいました。
「みんな大変」なんでしょう。
それでもみんな、お母さんになったら
弱音も愚痴もいっさい吐かずに
オムツのCMのお母さんみたいに
優しく、包み込むような笑顔で
赤ちゃんのお世話をしているのかな。
私だけがこんな…
情けないお母さんなんだろうか。
私はあなたが居ないあいだ
泣いている長男を前に
トイレへ行くことにすら、罪悪感を抱えて
「ごめんね!」と言いながら
急いで済ませたりしているんだよ。
そんな 張り詰めた状態の
あなたが居ない間の、私のことなんて
あなたには全く
想像もできないんでしょうね。
でも
じゃあ私は、夫に
何を求めていたんだろう?
「私の代わりに育児やってよ!」
と、思ってるわけでも無く
本当は、長男を置いて
どこかへ遠くへ逃げたいわけでもない
私はただ、家族である夫に
優しくねぎらって欲しかったんだと思う。
たったそれだけだったのに…
私は、感情を爆発させてしまった。
自分から、ひとりぼっちの穴の中に
入っていってるみたいだった…。
きっとその頃
夫も、仕事が大変だったんだろうな。
お互いに、同じように
心に全く 余裕がなくて
『相手の心に寄りそう』という
とても大切なことを
その時は、忘れてしまっていた。
疲れててもご飯を作ったり
部屋を綺麗に整えておくことなどで
私は「お疲れさま」と
夫のことを労ったつもりでいたけど
夫には、その気持ちが
届いていたかどうかは分からない。
「夫婦なんて、こんなものなんだろう…」
と、無理やり納得しようともした。
だけど それはそれで
余計に悲しくなってしまった。
こうして私は
自分と、夫との間に
「溝」を感じるようになりました。
※補足です。
長男の場合はそうでしたが
「あまり眠らない・何をしても泣き止まない」
などの症状があるからと言って
その傾向が強い、というだけで
全てが「発達障害」に
当てはまるわけではないようです。
次男は逆に、乳児の頃はとてもよく眠り穏やかでした。
その後は色々変化はありましたが…
今は2人とも
ちゃんと眠れるようになりました。
なかなか泣き止まない、眠らない赤ちゃんを
今 懸命に育てていらっしゃるお母さんが
一般的な「症状の傾向」などを見て
不安になりすぎずに
今はただ
育児に奮闘なさっている ご自身のことを
どうか心から、いたわってあげられますように。
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ケンさんの言葉は、「そう言われると思っていた」というシーンで、実際は違った、ケンさんはとっても良い人!
というオチで終わるのかと思っていましたよ!
新米時代は皆色々ありますよね。
次回も期待しています。
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三人の男の子を育ててにぎやかに大変な日々を送り、それでこんなにも素敵なイラストや漫画を描けるふくこさん…でもこの素敵な絵のこともあきらめ、妊娠できないかもしれないという不安もあったり、育児がつらく苦しまれた時もあったのですね…(T_T)
そのような悩みを超えてきて、今の優しいふくこさんがあるんですね…
いや~私も夫に言われましたね同じようなコト…(´・ω・`)
続きお待ちしております(*v.v)。
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>prismmotherさん
コメントありがとうございます。
そう、うちだけではなく、新米ママ・パパ時代はみんな色々あると思います!パパは、ママのことを「妊娠出産をすれば、『お母さん』になっていく」と当たり前のように思い、ママは、パパのことを「『父親』になったのに…何で育児のこんなことも分からないの?」って思ったり(´`:)
お互いに責任も重くなるから、それに押しつぶされそうになったり。
今あの頃に戻れたら、赤ちゃんだった長男との時間を、もっと楽しい・愛おしいって思えるのになぁと思うけど、あの頃の経験があったから次男三男の赤ちゃん時代を「こんなに愛おしいものなのか~!」と思えたのかも知れないし…。
みんなとにかく経験って、すごいものです…(^^;)
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>しろろんさん
しろろんさんヽ(;▽;)ノ
そうですか…しろろんさんも言われましたか。
でも私も孤独感に苛まれ(住んでた家が…陸の孤島のようなとこで!ジメジメしてるし寒くて(ToT))長男の泣き声のなか鬱状態っぽくなってたのかも、と今は思います。当時は、産後はホルモンバランスが崩れるとか、『産後うつ』なんてあまり焦点を当てられなかったし、知ってても自分でそんなの認めたくなかったかも知れません(°°;)
育児の大変さを訴えられて、夫も「じゃあどうしろって言うんだ!」という気持になったんだと思います。初めての出産育児は、どこのうちも色々あるものだろうなと思います。
ブログについて、あたたかいお言葉ありがとうございます!
私もしろろんさんの周辺エピソードに癒され…拝見しながらいつもクスッとなってしまいます♡
コメントありがとうございました!
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初めまして(^^)
いつも更新楽しみに読ませて頂いております(^^)
いつも密かに読ませて頂きつつ見守らせて頂いたので、コメントは初めてなのですが、
絵がプロかと思うくらいきれいなのですごいなと思ってました(^^)
私のブログにもいいねを下さり、ありがとうございます(^^)
たくさんいいねが着くから、チェック大変だったと思います(;´Д`)
これからも更新楽しみにしております(^^)
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>kaoluさん
はじめまして。
まだ子どもたちが小さいので、なかなか更新もままならないブログですが…マイペースに、やらせていただいております(´`:)お忙しくても毎日更新なさってるかたもいらっしゃるので、たぶん自分が不器用なだけなのですが(°°;) それでも見に来て下さるかたのブログ、いつも拝見したいなぁと思ってるのですが、なかなか…(>_<)
いいね、や、コメントを下さる方々にもいつも感謝しておりますm(_ _)mありがとうございます。今回kaoluさんのブログを拝見させてもらったら、どこの癒しスポットだろう?ってくらいお写真が素敵だったので。そしたらご勤務先だったんですね!緑に癒される場所ですね。私も和ませてもらいました(´▽`)
イラストのこと、そんなふうに言って下さりありがとうございます。恐縮です。
ご勤務先が変わるみたいだけど、季節の変わり目でもあるし、kaoluさんもお体にお気をつけて…。
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いつも読ませていただいてます☆
すごくよくわかる。。って感じる部分が多くて、初めてコメントさせていただきます。
私はふくこさんとは少し違いますが、初めて受けた子宮癌検診の時に医師から妊娠しても流産しやすい子宮と言われました。そのことを旦那に伝える時、どんな反応されるか怖かったです。
ふくこさんの『私には、腕の中の長男と夫だけが「世界」だった』という言葉、私もそう感じて、やっぱり旦那にキツく当たってしまったことが多々ありました。
今もそんなに変わらないんですけど、たぶんあの頃は訳がわかんなくていっぱいいっぱいだったんだろうなって。
続きを楽しみにしてますね(o^^o)
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>りーさん
育児は、とくに初めての育児は、
まわりの世界には置いてけぼりを食らっているような、おかしな感覚がありますよね。
そこに話が出来る大人(夫じゃなくても、例えば自分の母とか友だちとか)が一人でも居れば、また違うのでしょうけど… まだ慣れない、赤ちゃんと2人きりの世界は、愛する我が子と「2人」のはずなのに、私は孤独感ばかり募っていました。
ちゃんと長男を育てていけてるのか、ちゃんと愛してあげられてるのか…自分では全く自信がなくなっていました。←でも実家へいくと、母によく「ふくこは、ハルを『可愛い可愛い』っていってばかりね(´▽`)ノ」なんて言われたので…知らぬ間に口から出ていたのかな(°°;)
まさに私には、夫と長男だけが自分の世界でした。りーさんも、そう感じたことがあったのですね。
次男の時はこの経験があるからなのか、泣くことも余裕で受け止められ、排泄すら可愛くて…
経験て、すごいものだなと感じました(^^;)
子宮や卵巣の病気や、体質。
女性は婦人科系のことに体が左右されますよね。
りーさんはその後は大丈夫なのでしょうか…
子どもを授かれたことには、本当に有難いことですね。お互いに子宮などの定期的な検診は、忘れず行かなきゃ!ですね。
コメントをありがとうございました。
保存ミスの際は、ご迷惑をお掛け致しましたm(_ _)m