ツトム(1年生)の記録④学童の先生

ツトム(1年生)の記録④学童の先生

 

こんにちは、ふくこです。
3人の息子たちの成長を記録しています。
◇・◇・◇・◇・◇・◇・
 
今日は、次男(小1・ADHDと自閉症スペクトラム)
1年間を振り返った記録④話目です。
 
 
◇・◇・◇・◇・◇・◇・
 
5月
次男ツトムは
落ち着いて集団下校することが、なかなか出来ず…
事故などの危険回避のため
学校側からの提案もあり「お迎えでの下校」となりました。

お迎えの際は、少し校庭に出ることが多くなりました。
職員室に声を掛け、あいさつをした後
大概は駐車場までの校庭内で
少しの間ですが、虫探しをしたりしていました。
ツトムに気付いた学童保育のお子さん達や
学童の先生とも、会話をするようなった頃の話です。

ずっと気になっていたことを、学童保育の高山先生に伺いました。
危険回避とはいえ…
私たちがこうしてここに居ること自体
通常とは違うかたちを取っているのだから。
それで、もしも何か良くないことがあったら
謝らなければいけないと思っていました。
高山先生は

私は、驚きました。
 
「ツトムが来るのを
 待っている子がいる」
 
先生がそう言ってくれて…
嬉しくて目頭熱くなり、視界がボヤけました。

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高山先生は
「ある男の子が、ツトム君と遊んだ日は
 その後もずっと穏やかで優しいんです」
などと、そのことを具体的に教えて下さいました。
それから
ツトムの行動のことを謝ってばかりの私に
こんなことを言って下さいました。

「低学年のうちは…いいえ、中学年でも
『誰にも迷惑をかけない子』など、そうたくさんは居ません。
ツトム君はまだまだ!
純粋で素直で…とても可愛いですよ。」

 
「ここに居る子たちだけでも、皆それぞれに何かを抱えてます。
 
学校で何かあったまま此処へ来て
『今日は荒れてるなぁ』って思う日がある子だって居ます。」

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「誰かと居るなかで、様々なことを経験し合って、成長するんだと思うんですよ。
大丈夫、私も色んな子を見ていますが
人と関わって成長する力が
ツトム君にも、ちゃんとあります。」
『ここでもツトムは
 人に迷惑をかけてしまうかもしれない…』
私はずっと、どこへ行ってもそう思っていた。
でも、この時は安心して
人前でも涙が出てしまいました。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

あとがき

 

その後も
ツトムを学校へ迎えに行くたびに
私を見かけると
学童の先生が明るく声を掛けて下さり
その言葉のおかげで
自分の余計な肩の力が
少しずつ抜けていった気がします。
あいさつを交わすなかで
これからもその都度
感謝の気持ちを
言葉にして表そうと思いました。
高山先生は
今でも優しく笑いかけて下さいます。
次のツトムの記録に続きます。
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