長男の『運動音痴』について、支援員さんに言われたこと
- 2020.01.29
- 長男
こんにちは、ふくこです。
夫と3人の息子たちと暮らしています。
ADHD・自閉症スペクトラムの、小6長男&小2次男
兄たちと仲良しだけどケンカも耐えない末っ子三男。
イラストとともに3兄弟の成長を記録しています
ブログに登場する人物はみなさん仮名です。
2019年度プロフィールはこちら→★
長男の『運動音痴』について、支援員さんに言われたこと
今日は長男ハル(小6)のことです。
ハルは、来年度は中学生になるので
いま週2で通っている放課後デイサービスは
3月いっぱいで卒業となります。
少し前、最後のモニタリングがありました。
※こちらの場合の「モニタリング」というのは、デイサービスの利用者(長男本人)の観測や、デイサービスでの療育プラン・成果など話し合う時間を指しています。
ADHDのハルですが
小さな頃から色々なことがありましたが
今は安定してきています。
周りの同い年の男の子とは
ちょっと違ったところはあるものの(^^;)
ハル本人の明るさや、穏やかさには
私自身も励まされたり和ませられたり
そして、考えさせられたり…。
市の福祉サービスを特には受けなくても
これからは大丈夫だろうと思える所までは
来たように思います。
ものすごい運動音痴です。
本人も
「俺ナゼか走るより歩く方が
タイムが良いんだけどさ…
なんで?!」とか←こっちが聞きたい
「中学では部活に入らなきゃならないんだよね?
俺、先輩が言うとおりに動けるかな… 」
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とか。
基本明るい子なんだけど
時々、気にしています💧
本人には言わないけど
マラソン大会とか体育祭とか…
あまりの不器用さや、足の遅さに
私も驚いています←
放課後デイサービスに通い出してからずっと
この支援員さんと
モニタリングさせてもらってましたが
この最後のモニタリングで
支援員さんがご自身のお子さんのことを
初めて話してくれました。
ご長男が少年時代、
ハルにそっくりだったそう。
「足は遅い。鉄棒や野球やサッカーも下手。
男の子なのに…って。
ボヤッとしてたから、バカにされたこともあったし
当時は私も、すごく心配しました。」
わぁ
ほんとハルと同じじゃないですかー
(そして支援員さんは私と同じじゃないですかー!)
「でもね…大人になると
周りの人と比べて
スポーツが苦手で劣等感を持ったり
大変だ!って思う場面て
実は、そう滅多に
無くなるのよね!(^^;)」
! …た し か に ! !
「息子は小さな頃から車が好きだったの。
それで、やりがいを持って車の整備の勉強をして…
社会人になった今は
あの頃の悩みが、まるで嘘みたいに
息子は、車の整備会社でハツラツと働いています」
…うわぁ… すごいなぁ!
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「小学生~中学生の頃は、特に男の子は
運動ができないとモテなかったりね?(笑)
バカにされやしないかしらって…
母親としても心配しますよね。
でもね。」
たしかに『今だから言えること』かもしれません。
だけど息子さんの話を聞いて
私にとっては、充分励みになりました。
人と比べて極端にニガテなところがあると
特に小学生~中学生の、自分も周りも多感な時期って
すごく劣等感を感じてしまう。
(それはもう
どうしようもない感情なんだけど💧)
でもこの話を聞かせてもらって
「苦手」にばかり目を向けなくても良い。
「好き」があるって
やっぱり素晴らしいなぁ!って
再確認できました。
でも「苦手」に対しても
アプローチできることは沢山あると思うし
PT(理学療法)などの、新しいことも始めています。
前向きにやっていこうと思ってます(^^)
最後のモニタリングで
ステキな話をありがとう、支援員さん。
あとがき
『擬態する生き物』を書いた
もう少し前あたりから、次男ツトムの様子に
悩むことや動かなければならないことが
本当に増えてます。
ブログにも、どう表現したらいいか
分からないくらいツトムのことで悩んでいます。
これからブログの記録の仕方も
今までとは、なんだか違う
私なりの方法になるかもしれません。
自分のブログなので
ちょっとツトムとの事のために
色々やってみようと思ってます。
たぶん…「ツトムも難しい年齢になってきた」
ということなのかもしれません。
私自身
自分の小さな頃のことも思い出しながら
「今しか出来ない時間」と
しっかり向き合わなければいけない、と感じてます。
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うちも来年から中学。
壊滅的に運動ができず、周りから馬鹿にされて悔しい思いもずっとしてきてます。
幼稚園や一年生みたい、まじめにやれ、お前のせいで負けた、散々言われてきました。
今も体育あるから学校行きたくないと朝に騒動もあるばかり。
今回の話で私も救われました。
親の私も苦手なことばかりに目を向けない人間になりたい。
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ふくこさん。いつもふくこさんのブログを読むと、優しい気持ちになります。そして、自分も自分の息子の良いところを見よう!と思います。ありがとうございます。
ツトムくん、難しい時期に入ってきているのですね。それでなくても、毎日大きいことから小さいことまで、いろいろありますしね。落ち着いてきたかしら、とホッとしていたら、急にガッカリするようなことが起こって、一人で泣いたり、親子でぶつかったり。我が家も毎日いろいろありまくりです。でもほんとに可愛い、愛すべき我が子(^ー^)たくさんたくさん大好きを伝えようと思って過ごしています。
ふくこさん。これからも、ふくこさんが感じたことや日常を、そのまま書いてくださいね。読む側が感じることは様々あるとは思うけれど、そのときどきにふくこさんが一生懸命お子さんと向き合っているのは、読んでいてよく分かるし、それにわたしはとても励まされたり、パワーをもらったりしていますから。
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はじめまして、コメント失礼します。
いつもブログ楽しみに読ませていただいています。
僕も自閉症スペクトラム当事者(プラス精神障害とLGBT当事者です)で、発達性協調運動障害には悩まされてきました。
確かに小中高までは運動があまりにもできないことで辛い目に遭いました。
特に体育の授業はいつもつらかったです。
体育の成績があまりにも悪くて高校入試で推薦がもらえるかどうか危うかったこともあります。そのときは部活動推薦をいただけたのでなんとか大丈夫でした。
「障害」と名前がつくことに抵抗がある面も誰しもあるかと思います。
しかし僕は発達障害によって運動ができないのだと分かってとても安心しました。
悪い言い方をすれば免罪符なのですが、運動ができないことで自分を責めることがなくなったのです。
なのでうまく「個性」と「障害」の名前の使い分けをすると心が守られるんじゃないかなぁと思いコメントいたしました。
そして支援員さんの言うとおり、大人になってから運動ができなくて劣等感を抱く瞬間は殆どなくなりました。
ボーリングや草野球などのスポーツのおさそいは断るかマネージャーをしますが、あとはうまく階段を降りられないなどのそういう実際的な困難くらいです。
なので中高生の間に運動ができないことによって心が傷つくようなことがないといいなと願っております。
障害と名がつくのは心を守るためでもあると僕は思うのです。
このブログを読んでいると辛かった幼少期を今になって救ってもらえるような気持ちになります。
読みながら泣いてしまったことも何度もあります。
いつも本当にありがとうございます。
みなさんのすこやかな成長をお祈りしております。
長文失礼いたしました。
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確かに子どもの短所ばかり目が行ってしまってなんでこの子は○○できないんだろうって他の子や、兄弟間でも比べてしまって悩んでしまう自分がいます。
発達障害があってもそうじゃなくても、親御さん共通の悩みなんじゃないかと思います。
支援員さんのお話が胸に刺さりました。
短所ばかりじゃなくて、その子の得意分野や長所にもっと目を向けて伸ばしてあげたいと思いました。素敵な記事をありがとうございます。
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小学校の公開授業がありまして、その合間に専門家を招いた道徳の授業の意見交換会がありました。
その中で、『自己肯定感を高めるには褒めてあげる事が大切』『高学年になると褒めるのも難しくなってくるかもしれないけれど、ありがとうと感謝を伝えると良い』『10のウチ1割でも良いところがあれば褒めるようにすると良い』というお話がありました。
ウチは下2人がまだ幼稚園な事もあって危険な事は日常的にするし(電子ピアノに登って飛び降りる遊びとか(´Д` ))、褒めるよりも叱る事の方が圧倒的に多いんですが、参考にしようと思ってます( ^ω^ )
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こんばんは。ヒッピーです。
私は小学生の頃はよく転ぶので夏でも長ズボンでした。肥満ではありませんでしたが太っていたので足も遅く、逆上がりは五年生まで出来ませんでした。運動音痴はイジメられそうですが、身長がクラスの後ろの方だったのでイジメの的にはなりませんでした。六年生になると早い成長期が始まり、学内マラソンでは三位、逆上がりもやっと出来るようになりました。しかし、球技は相変わらず出来ません。ですからモテる事はありません。でも、一番でなくても普通以上だと思えたので、すっごく前向きになりました。自己肯定感が強化されたんだと思います。
中学生になるとバレーボール部に入りました。年上の幼馴染に誘われたので。入るまでは頑張れば何でも出来ると勘違いしていました。もっと背が伸びてバレーも上手になると思ってました。しかし、身長は止まり、まともにレシーブも出来ない。声が大きいのと、持久力があるだけ。部活には役立ちません。でも、勉強が中の上。英語と数学は苦手でしたが、理科、社会の暗記科目でカバー出来ました。それに生徒会活動も積極的に参加して会長にも当選しました。これはソーシャルスキルのなさと強い正義感へのこだわりが役立ちました。
今、自分がADHDだと分かって、色々な文献を読みながら、振り返ってみると中学時代の部活が脳の発育にプラスだったんだと思います。発達障害は障害ではなく発達の遅れならば、脳を鍛えるしかないのでしょう。初めは脳の真ん中にある運動指令系を鍛えるべきだとか。そこから感情のツルが伸びていくそうです。
球技にするかどうかは本人の意志が大事ですけど、テニス、野球よりはバレー、バスケ、サッカーの方が体にボールが近いので習得しやすいと思います。これ運動性協調障害の特徴です。まあ、要は私のことです。
話が長くなり過ぎました。ごめんなさい
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いつも陰ながら拝見しており、今回初めてコメントいたします。
我が家の息子も、運動神経ゼロでした。でも我が家は運動出来ないことにこだわりがなかったので、全く気にしていませんでした。
問題だったのは、運動音痴なのをバカにするネタにして、出来ない息子だけを走らせたり泳がせた学校の先生でした。息子一人が頑張っている間、先生と生徒は冷やかしながら高みの見物。
そのせいで不登校気味になったので、証言や画像などの証拠をとって学校に乗り込み、訴えるギリギリのところまで戦いました。
結果としては、他にも被害を受けた生徒がいたので複数人の先生が県外に左遷、校長教頭は減給の後左遷、我が家は環境を変えるために引っ越して、転校した先で落ち着きを取り戻しました。
運動出来ないことはただの個性です。出来ないなりに一生懸命体育に参加しているなら、それは素晴らしいことです。
問題は、中学の先生や生徒がいじめのネタにする可能性がある、という点です。我が家は実際被害にあってしまいましたが、ハルくんの進学する中学がハルくんの個性を受け入れて、ハルくんの得意分野を伸ばしてくれますよう、切に願います。
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すごく良いお話で勉強になりました。
その子その子で個性もあっていろいろ、子どもの適性を見つけてそれを伸ばしてあげられたら良いですね。
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私も運動苦手ですが真面目に授業に出てできないなりに頑張ってます。
いじめるほうが悪い。
先生も、速い遅いじゃなくて、楽しくムリのない体力づくりを体育の基本にしてほしい。
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>まいさん
私も今はそう思います。
速い・遅いは、ある程度の努力をすれば向上する人と、どんなに真面目に頑張っても(発達性協調運動障害などで)どうしても難しい人がいるんだということは、子どもたちに教わりました。
私は以前は「努力すれば足は速くなる」と思ってました。自分が、低学年のころ遅いのが嫌で…。努力で、高学年になってから校内では速くなったタイプだったから。
でも、ハルみたいな子も居るのだな、と。
本人ほんと真面目に走ってます。けど、遅いし不器用。
息子がこういうタイプじゃなかったら、私も分からなかったかもしれない。
息子たちには、彼らが生きてるだけで「色んな人が居る」って教わります。
その教科が苦手な子も、「楽しい」と思える授業なら…ほんとに素晴らしいですよね。