学校で、子供が辛いことを言われた時⑥

学校で、子供が辛いことを言われた時⑥

 

学校で、友達に辛いことを言われた夜
長男ハルが過呼吸になって
その時に「なんで…」と
苦しそうに繰り返していたことが
私は1番、気になっていた。
何に対して
『なんで』と唸っていたのか
ーーーーーーーーー
白雪姫と毒リンゴの話をした朝に
あの時どうして
『なんで…』と繰り返していたのか
私は ゆっくり聞いてみた。
ハル本人も回想しながら
自分だったら『死ね』なんて言葉は
絶対、人に言わないのに
『なんで…』と思った」と言った。
それから
どうして自分はそういう言葉を
受け流すことが出来ないんだろう、の
『なんで…』だった」と。
頂いたコメントの中でも、何人かの方が
『受け流す』という事について
書いて下さっていたのを拝見しました。
一方的に放たれて心に突き刺さるのに
形をもたない言葉を『流す』には…
どうすればいいか?
「俺がADHDだから分からないのかな」と
ハルは思ってしまったようだけど
『死ね』級の尖った言葉を言われたら
それは誰だってショックだと思いました。
(日常的に兄弟などで使っている言葉であれば
違ったのかも知れませんが)
大人の私だって、上手く流せなかった。
だから、その子やその子のお母さんと
話し合おうとしてしまった。

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「自分だったらこうなのに」
って考えるから
分からなくなってしまった。
 
自分なら人に『死ね』なんて言わないのに
自分なら故意に酷いことなどしないのに。
自分にはどうして流せないのだろう、と。
でも
自分とその人は、違うから。
 
「自分の方が優位に立ちたい」ってだけで
毒があるって分かってる言葉を
平気で使う人も、悲しいけど居る。
そういう『覚悟』を常に持つということ。
 
私はそれが(もう大人だし)
今回のことでも、本当によく分かったけど…
まだ子どもで素直なハルは
真っ正面から毒を食らったら
深く深く、傷ついてしまうんだよね。

 

何度も毒のある言葉を投げつけられたら
その度に、子どものハルは
まともに食らって
倒れてしまうかもしれないけど

 

 

大人になった私だって
もしも突然
そんな言葉を投げつけられたら傷つくし
これまでだって、そんな時は
たくさん人に助けてもらったんだよ。
たくさんのあたたかい言葉をもらったよ。
今は、受け流せずに倒れてしまっても
時間はかかるかも知れないけど
真っ暗な心になった その向こう側に
必ず光が現れるから。

 

感受性が敏感なハルなら

 

傷ついた『向こう側』の光も
ちゃんと受け取れる。
 
それを掴んで、感謝を伝えて
カッコ悪いままでも何とか起き上がれ。
その時こそ 毒の正体が
それまでよりも
しっかり見えるはずだから。
 
それはきっと、人間 誰もが持っている
そこら中に有り触れた『弱さ』『小ささ』
そのものなんだと思う。
今を「流せない」のなら

 

その強い感受性で
毒を味わって  感じて来い。
大丈夫。
 
そんなものとは比べものにもならないほど
あなたが持っている力は

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倒れても、その度に
光を見つけて想像力をフルに使って
大きな力で
毒など包んでやればいい。
 
 
『順位』なんてつける必要も無い。
想像力は、計り知れない。
ちっぽけなものなど
まるごと包んでしまえる光だからね。

 

きっとハルは
辛いことをも栄養にして
自分の力で もっともっと大きくなれる。
『感じる心』と『想像力』さえあれば
 
何度でも
人は、立ち上がれる。
 
 
 
そうだ
その光

自分の力を

最大限に使って
 

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その目に 光を

取り戻せ!

 

(オゲレツ)
 
戻ってき(てしまっ)たようだな…!

お母さんは…    参った。

 
 
先に笑っていたのは

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ハルの方でした。
私はまた
先を越されました。

あとがき

そして次の日の朝
キッチンカウンターの赤い林檎を
美味しくいただいて
ハルは、学校へ行きました。
たくさん感じていい。倒れてもいい。
向こう側の光に、気が付けばいい。
感謝して 起き上がって 最後に
笑え!

 

 

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