「イヤな思いをさせた」と思ってたこと③終
- 2020.10.26
- 長男
こんにちは、ふくこです。
ADHD・自閉症スペクトラムの
長男ハル(中1)・次男ツトム(小3)と
6歳の三男ケイ(年長)
賑やか三兄弟&夫とともに、5人で暮らしています。
→★2020年度の詳しいプロフィール
「イヤな思いをさせた」と思ってたこと③終
→①
→② の続きです。
長男ハル(中1)は、小学3~4年生のころ
キャンプなどで自然体験ができるスクールに通っていました
意思表示や行動が曖昧だったハルを
通わせようと決めたのは夫ですが
私も、「ハルが何か得られるものがあれば」
と付き添いや見守りをしていました。
ハルはADHDなど発達障害を抱えてますが
このころの私たちにはその知識が全く無く
ハルの生きづらさを、発達の観点からは気づけませんでした。
単に「経験不足」からくるものだと思ってたので
それならこういった体験型の習い事を…と考えていたんです。
サッカーなどのスポーツ系は苦手だと分かってたので、最初から考えてませんでした💦
当時のハルは、キャンプなど行事の
事前準備の時点で、いつも大変そうでした。
「自分のことは自分で」
「メンバーと協力し合う」
リーダーからそう指導されるので、頑張ろうとはするのですが…
頭の中がパニックになっていたハルの姿が
鮮明に、思い出されます。
「自分でやらせろ」と夫に言われていたものの
一人では、全く何も出来なかったのです
「失敗して本人が痛い目みれば分かる」とも言われましたが…
甘いと言われても、私はどうしても
ハルを完全に放っておくことはできませんでした。
心のなかで、他の子と比べては心配になり…
ADHDと分かったのは、一年以上後の話でした。
* * * * * * * * *
私は、現在のハルが、この時代のことを
まるで懐かしむように話してくるとは思わなかったです。
「このころは、主に人間関係が
どうしていいか全く分からなかった」と言うハル。
そりゃ、決められたこと・言われたことを
忘れずに守るだけでも必死だったんですもんね…(・・;)
ちゃんと覚えてるよ!と、ハルが言ったのを聞いて
なんだか…泣けるほど安心しました😢
心と体が上手く動かせなかった。
そんな表現をしていました。
頭のなかで伝えたいことが浮かんでは消え
口で発することが、ままならない。
動き出そうとする度に、上手くタイミングが掴めない。
「自分だけ、何も分からない。」
時間に置いていかれたような感じだったということでした。
小さいころ
思うがままに言えないこと・出来ないこと
たくさん有って
「やり直せたら良いのに」って、後で切ない思いをしたこと
私にも、たくさん有ったよ。
「今さら仕方ないことだと分かっていても
つい心では、そう思ってしまった」
それをハルが言葉にして言えたことと
「だからこそ今できることを頑張ってみる」
と考えてるんだ、と分かり
切なくて何だかジーンとなりました。
どうにもならなくて苦しかった
あの頃の気持ちを、話してくれてありがとう。
私がしっかり憶えておくから
あなたは安心して、前へ進むといいよ。
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*小学3年生頃は会話が上手くできなかったと書きましたが、それは長男の場合で、次男は同じようにADHD等の診断でも、テンションさえ高くなければ会話は成り立ちます。会話は成り立ちますが、情緒不安定です💧そして過集中&注意力散漫で、人の話が聞こえない部分があります。
前にも言いましたが「おもてに現れる症状は、同じ診断でもそれぞれ異なる」と感じます。
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