名前のない色②
- 2018.07.18
- ハルとツトム
名前のない色②
こんにちは、安田ふくこです。
ずいぶんと更新が開いてしまいました(´`:)💦
毎日毎日、ほんとうに暑いですね…。
うちの地域は1学期が終了しました。
これから大騒ぎの夏休みが始まります
すみません。
とっても時間が経ってしまいましたが
前回の続きです。
私には、小5・小1・3歳の3人の息子が居りますが(↓泣いてる彼は、小学一年生の次男です)
とても落ち着きがなくて、傷つきやすく
突然叫んで 怒り出し
勝手にスネて
本当… よく泣きます。
彼らの頭の中には
良いイメージが、きっと沢山溢れています。
(それも、こちらが思うよりも
ずっとずっと鮮明なのかもしれない)
でも
頭の中のイメージ通りには
身体を、器用には使えないので
もどかしさに苦しんでいるんだと思います。
スイミングスクールでの昇級テストに
何度も落ちてしまい
学年が下の子達にも抜かされて…
「コーチの言うとおり泳いでるのに、俺だけ認めて貰えない」と、うなだれています。
彼の級は、保護者の見学席からは
ちょうど見えないコースなので
練習終了後に「出来ていないところ」を
コーチに質問させていただきました。
ADHDや、自閉症スペクトラムのことは
あえて話してはいなかったというのに
このコーチは
ハルの『頭の中の理解度』と
『それを体にうまく伝えられない』状態を
とてもよく見て、想像して下さっていた…と
話をさせて頂いていて思いました。
しかしそれを本人に伝えようとしても
「出来てるのに相手が自分を認めない!」と叫ぶ長男…
この違い☆なんなんでしょう…ヽ(;▽;)ノ
子どもの心を切り替えさせることが
まだ上手ではない、未熟な私は
そんな彼らのグチャグチャな感情に
自分まで
一緒に飲み込まれてしまいそうになる事が
よくあります。
あるいは
本人達以外の
人から言われた何気ないひと言によって
でも不思議なのですが、だんだんと
それはとても儚くて
すぐに消えては、またフワッと現れる
ひとところには留まらない美しい色。
出てくる。
ほら
美しく揺らぐその色たちは、不安定で儚くて
手を伸ばして掴んでやりたくても
私には 掴むことができない。
君たちから出てくる、その光の色。
「黒 白 グレー」
なんてもんじゃあないんだよ。
それどころか
7色にすら、収まってくれない。
名前も付けられないくらいに無数の
光の色の集まりなんだよ。
君たちが欲しがっている
金色のメダルや、校長先生からの賞状。
うん、たしかに… 表彰台に登って
自分の名前を呼ばれて、皆に拍手されたら
誇らしいし、かっこいいよね。
分かるよ分かる。ママも昔はそう思っていたから…。
でも今のママには
君たちから生まれる
名前もない色たちのスペクトラムのほうが
ずっとずぅっと光って見えるんだよ。
どうしてそんなことを
思うようになったんだろう?
でも、その答えは
君がいつも「今しか無いから見て!」と
見つけては、見せてくれる
美しい夕焼けの色ように
光も影も混在した
理屈じゃ説明できないものなんだと思う。
「今しか無いよ!」のその顔は
たしかに… 誰もが評価してくれるような
『優秀賞』でも『金賞』でも『金メダル』でもないなぁ。
でも私たち親からは
名前のない光の色が
その顔からたくさん溢れているように
どうしても見えてしまうんだ。
そして、その色はそのうち
自分の影だって、タフに吸い込んで
「今」よりも もっと向こう側へと
自分自身を連れて行ける
すごい力を持った光の色なんだ。と
例えば
君たちのことをちゃんと知らない誰かが
バカにして笑ったとしても
恥ずかしげもなく本気で、ママは思っている。
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