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分かっていない「分かったよ」③

分かっていない「分かったよ」③

 

こんにちは、ふくこです。
前回までの話の続きです。
もし、よろしかったら御覧下さい　↓↓↓
 
 
我が家に長男ハル(小学５年生)の友だちが
数名で遊びに来たなか
私は、ADHD・自閉症スペクトラムの
次男ツトム(小学1年生)が
ハルの友だちに自分のこだわりについて熱弁している姿を見て、心配していました。
ツトムの「こだわり話」で
彼らに迷惑をかけイヤがられたりはしないか
彼らに拒否をされたツトムが
泣いて騒ぎ…癇癪を起こしたりしないか。
ハルの友だちの中には
ちょっと気の強い子もいるので
内心、ハラハラして見守っていました。
そしてその中で
 
以前デイサービスで
支援員さんに言われた一言を
 
思い出していました。
私もその時は
「失敗するチャンスかキラキラ」と
その言葉の素晴らしさに、感動しました。
でも「理想」ではなく
目の前の「現実」に…

すっかり弱気になって(…というよりヤサグレて？)いましたハートブレイク

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分かってるけど
「現場」では、大人は私ひとりなんだし。
ツトムの癇癪ってスゴいんだよ。
この前なんか学校の校庭で
職員室の先生方もビックリして駆けつけるような、大声で泣きわめいて
うちに電話が来たばかり。
「楽しく平和に遊べたら
それが一番良いのになガーン」
 
というのが私の本音(;´ω｀)
 
そんなこと思っていたら
うちの庭で、ツトムがなんと
ハルの友達の中でも、最も気が強い子の1人である　ごっつぁん君に
こだわり話
炸裂中でした(゜ロ゜;)ハッ

ん⁉︎  あれは…？

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いやいや
母親の私は良いんだ…(切ないけど)！
例えばツトムが、ごっつぁんに拒否をされて
庭中に響きわたる大声で泣き叫んで
癇癪を起こしたとしても
ツトムが自身の心を大切に思い直せる方向へ
なんとかして持っていってあげられる。
その後で皆には私が、カラッと明るく
「お騒がせしてゴメンよ～♡」って言えば
その場は解決する。(💧多分…このメンツなら)
でも、ハルは…。
 
弟のツトムが
自分の友達に、しつこくしてイヤだろうな。
それで友だちがツトムに怒鳴って、ツトムがパニックになったりしたら
あとで言われたりもして
もっとイヤだろうな。
(友達と兄弟のあいだに挟まれる経験が、私にはあり…
なので、それも考えてしまいます。)
小５になって
休日でも遊べるような友達が
せっかく出来たのに。
 
ツトムは(まだ1年生だし)何とかなっても…
ハルの気持ちを思うと、いたたまれない。
だから
ごっつぁんが、ツトムの「こだわり話」に我慢できずにイラッとくる前に

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ツトム…
 
 

 

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ツトム

 

 

癇癪を

 

 
ザワッとなりそうな心を
 

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自分で　抑えたの？
 
 
 
 
駄目じゃないか
ツトムは泣いていないのに。
こっちが泣きそうになってしまった。

ツトムの顔を見ていると

 
最早
「泣かない」で耐えたことが
正しかったのかどうか？も
 
私には、分からなくなる。
やっぱり
何も「分かっていない」のは
私の方だったのかもしれない

 

 

あとがき

何が一番正しいのか。
どれが、この子にとって正解なのか。
探しても探しても、ゴールなんて無くて
本当には、そんなもの見つからない。
だから
私はこの子や、この子の周りの子たちが
心から笑っていられる方法を
何度でも何度でも　諦めずに探していこう。

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出来るだけ
それを、面白おかしく楽しんで。

なるべく
何にでも変われるような、しなやかな心で。
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